2020/01/10 12:11


みなさんはどんな食器の窯〈メーカー)がお好きですか?
ノリタケ、アラビア、コペンハーゲン、ウェッジウッド・・・素敵なメーカーがたくさんありますよね。

アンティークやビンテージの世界にも、あまり知られていない、もうなくなってしまった、レトロなデザインで可愛い、
そんな窯〈メーカー)がたくさんあります!


↓↓↓ 今日紹介するのは、そんなアンティークカップの世界から、
ティファニーも認めたイギリスの「コールドン」という窯のカップです。





今から約140年くらい前、1862-1890頃につくられたカップソーサーです。
優しいブルーの色合いと情緒漂う東洋的なデザイン、薄く繊細で儚い雰囲気のとても美しいカップです。






少し前に、「マツコの知らない世界」というテレビ番組でアフタヌーンティーが特集された時に、
出演者の方が「今日はマツコさんにお出しするので特別なカップで…」といって選んでいたのが
コールドン窯で作られたカップでした。

日本ではあまり知られていませんが、それぐらい通好みの窯だと思います。





古いイギリスのデザインには「シノワズリ」「ジャポニズム」といって東洋的なデザインのものもたくさんあります。
西洋の美しさの中に、どこか懐かしい感じがするので日本人にも支持されています。





光に透かすとこの薄さ、とても繊細です!
その時代の上質さや上品さ、優雅さを手に入れるのもアンティークの魅力のひとつです。






バックスタンプ(刻印)も楽しみのひとつ★
国、年代、シリーズによってデザインも様々。
動物だったり、王冠だったり、アルファベットだったり・・・


*コールドンは、1800年代初めにジョン・リッジウェイ ベイツ&Co.として設立され、
1861年にブラウン-ウェストヘッド&ムーアとなった後、1905年にコウルドンになります。
(1920年代頃から王室御用達となり1930年代頃~Royal Cauldonのスタンプが押されます。)
その後1962年に閉窯となります。





コールドン製品の評価は非常に高く、イギリス王室がたくさんの作品を買い上げたり、
ティファニーなど多くの有名店が特注品を依頼していたりしたそうです。

また、前出のブラウンーウェストヘッド、ムーアも「女王の陶工」としてとても有名だったようです。





心を豊かにしてくれるアンティーク&ビンテージのカップ&ソーサー
食卓を彩る楽しいアートのようです!

おひとつ暮らしに取り入れてみませんか?


RUSTY ANTIQUE